遠山記念館

　川越散策時に、もう１つ訪れた場所。遠山記念館。ここは日興証券の創業者がお母さんのために建てたといわれる豪邸で、現在は美術館を敷設し記念館として公開しています。



　川越から車で北上すること10分。途中、標識があったりするのですが、突然、田園風景と化し、迷ったり人に道を聞いたりしながら、どうにか辿り着くことができました。



　株式で大成功を収めた大富豪の邸宅は、とてもセンスよく上品な佇まい。決してきらびやかでないのに絢爛豪華。日本全国から選りすぐりの職人を集め贅を極めた建築です。設計は東京帝大出身の室岡惣七。












　遠山元一のお母さんの書などが展示されておりましたが、元教員らしい教養あふれる手紙文を見ることができます。



　見事な日本庭園。庭師が何人もいましたよ。維持するの大変そう。

　茶室も３つあります。別棟茶室は予約すれば茶会にも利用できるそう。

　当時の大富豪の館というと洋館が多かったりしますが、今回は純和風建築のセンスあふれる邸宅を見ることができて素晴らしかった

　文化庁の重要文化財となっており見るに圧巻なのですが、車じゃないと、ちょっと行きづらいかな。でも日本建築のホンモノの真髄を見ることができます。