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観音寺 Kuan Ying Teng [ペナン観光]

 カフェでまったりした後は、先程通り抜けた観音寺へお参り。沿道には中華風の長~いお線香や、蓮花を模ったロウソクを売る小さな商店が軒を連ねております。

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 この観音寺はペナン島で最古の中国寺院だそうで、入植した広東人と福建人によって1800年代に建てられたものだとか。屋根を見上げると美しい彫刻が施されており絢爛豪華。

 たくさんの中華系の信者たちがひっきりなしに堪えることなく訪れては、お線香をお供えしていきます。
なので、お寺の近くに寄っただけで、お線香の煙がモックモク[ダッシュ(走り出すさま)]

 中に入ってみると、正面には何体もの黒色の仏像が。慈悲の女神と呼ばれる観音像が祀られており
ました。

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 写真家ハワード・タンの作品にも鮮烈な赤をクローズアップして撮影した作品がありますが、赤色が印象的な外観のこじんまりとした中国寺院。
 お寺の外からは、世界遺産に認定されているセント・ジョージ教会の尖塔の十字架が見え、この周辺を歩いているだけで、なんだか独特な異国情緒あふれる世界にトリップしたかのよう。

 観音寺 Kuan Ying Teng
 Lebuh Pitt, Penang
 Tel: 04-261-9067
 拝観時間: 9:00~18:00 (年中無休)
 拝観料: 無料

ペナン博物館 [ペナン観光]

 年末に予定している旅行の日程が、ちょうどダンナの日本出張とバッティングしていたと昨夜告げられ、怒り爆発[ちっ(怒った顔)]今回ばかりは、すっごい(!!!)苦労して、おさえたのに~。1年365日もあって、どうしてその日にピンポイントで当たるんでしょう!その旅先に執着は無いけれど、あの予約の苦労をもう1度、今度は日程変更という形で味わうかと思うと、ゾゾゾゾゾー[がく~(落胆した顔)]我が家は旅行の手配や細かな交渉は全てワタクシに一任されておりマス。予算内で自由にできるのはいいのですが、外国で変更依頼を掛けると、必ずと言っていいほどモレやトラブルが発生することが多く、こ~いったケース、本当に面倒なんですョ~[もうやだ~(悲しい顔)]でもオシゴトだから、しょうがないのは十分承知なんですけどネ・・・しょぼん[たらーっ(汗)]

 朝になっても怒りが治まらないので、午前中はずっとペナン中を[車(セダン)]車で走り回っておりマシタ[ダッシュ(走り出すさま)]
 その時、ふと通りかかったペナン博物館。前からずっと行ってみたいと思っていたので、ぷらっと立ち寄り。
 敷地内には乗用車3台分くらい停められる小さな[駐車場]駐車場がありました。ラッキー[ぴかぴか(新しい)]

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 入場料はRM1。この建物はフリースクールが以前、学校として使用してた建物を博物館にしたとか。
ペナンには、どんな民族が住んでいるかから始まり、伝統的なカンポン・スタイルの[家]の紹介や、結婚式の衣装、当時の生活雑貨や歴史などが紹介されていて、意外とおもしろい!
 ペラナカンという定義が今までどうも曖昧だったのですが、今回博物館に来てわかったのは、中国系には15世紀頃に中国からやって来た古客(Gu Ke)と19世紀以降にやって来た新客(Xin Ke)がいて、前者の方をペラナカンというんだそうです。なんだか台湾の外省人と内省人みたいですね。
 ペナンの民族紹介の中で、中国系やインド系、マレーに混じって、日本人も紹介されているのには驚き(!)でした。しかも、ちゃんと着物を着て日本髪に結っている女の人が写っている夫婦の映像らしきものもあり、日本人もペナン人の一員としてカウントされているのかしら??

 そして2階に進むと、今度は植民地時代の話など。フランシス・ライトが統治していた頃から、東インド会社設立など、まるで世界史。ペナンはヨーロッパに行く寄港地になるため香辛料の貿易で栄えたことなど、以前、訪れたトロピカル・スパイス・ガーデンで学んだことなども書いてありました。

 そして今回ワタクシが一番興味あった第二次世界大戦の日本に関する部分。ペナンに来て9ヶ月が経ちましたが、シンガポールにいた時とは違って反日的な言動をされたことが一度も無く、どうしてなのだろうと思っていましたので・・・。二畳分程の小じんまりとしたスペースに、残酷な写真など一切なく、おっとりとした顔の将軍の等身大映像があったり、当時の日本政府が発行した通行証が展示されている程度。

 館内は撮影禁止のため[カメラ]を撮れませんでしたが、ペナンのアウトラインを1時間程でわかることができる施設。入口付近にフランシス・ライト像があるそうですが、はて、どこにあったのでしょう??思わず見逃してしまいマシタ[ふらふら]

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 ペナン博物館
 Lembaga Muzium Negeri Pulau Pinang
 Paras Bawah, Dewan Sri Pinang
 Lebuh Light 10200 Penang
 Tel/Fax: 04-261-3144

檳城孫中山記念館 [ペナン観光]

 Macaliste Road沿いにある美味しいと評判の雲呑麺(ワンタン・ミー)のお店を訪れてみると、残念なことにシャッターが閉まってマシタ[もうやだ~(悲しい顔)]これは閉店?それとも定休日??

 せっかくペナンの中心地Macalister周辺まで来たので、お隣りのペナン孫中山記念館に寄って帰ることにしました。

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 こちらの記念館。先月の歓迎会で利用した@the Sunというレストランに併設されております。とは言っても、この記念館の方がメイン。入場料はRM5。希望により受付の女性の方が館内ガイドもしてくれます。とても簡潔でわかりやすい解説です。ただ館内はルーフ・ファンのみで風通しが悪く、もう汗だくでの見学[たらーっ(汗)]

 館内、正面には孫文の像が!
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 非常に小さな記念館で1階の3部屋をパネル形式で解説しているといった感じ。まずは孫文の経歴を写真とともに。そして左側の部屋では活動の内容を時系列に紹介。右側の部屋では孫文の活動のスポンサーとなったペナンの裕福な華僑や協力者の紹介などがされています。ガイドさんの解説によると、その協賛者のリーダーの第5婦人は日本人だったそう(!)この建物は観光局の運営によるものではなく、この時代に出来たPPSという結社によって創設された個人のもので、運営は全てこの基金と入場料や寄付金で賄われているそうです。

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孫文も広東省出身の客家。当時、多くの海外の華僑たちが彼の活動に協賛しており、その協賛者の基金で建ったこのような記念館はシンガポールや神戸、その他、中国系のいるアジア全域にあるそう。知らなかった~。彼の影響力は中国のみならず世界規模だったんだ~。

 それにしても、孫文は3回も結婚していて、すごいモテる人なんだな~と思いました。1番目の奥さんは中国・広東省の人。2番目の奥さんはマレーシア・イポー出身の人で、すごい美人!そして3番目は台湾の大富豪の娘、宋慶齢。3度目は親子ほどの年の差があり慶齢は家出同然、親に大反対を受けてまで結婚したというほど[がく~(落胆した顔)]すごいドラマチック~[ぴかぴか(新しい)]

 非常に規模の小さな記念館ですが、東南アジアにおける孫文の存在がよ~くわかる内容です。
 世界中の華僑に支持される彼は、非常に魅力的で何かを惹きつけてやまないリーダーだったんですね。

 檳城孫中山記念館
 Sun Yat-Sen Memorial Centre Penang
 65 Macalister Road 10400 Penang

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