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ハングリー・ゴースト

 マレーシアやシンガポールで恒例のハングリー・ゴースト・フェスティバル[モバQ]終盤にさしかかると、毎年モーニングマーケット内には大きな閻魔さまが登場します。

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旧暦の8月中旬頃から1カ月、路上や[家]の前にお線香や食べ物が供えられているのをよく目にします。日本のお盆と同様この時期に霊魂が地上に戻ってくるそうなのですが、日本との大きな違いは[モバQ]ゴーストたちがお腹を空かしている(ハングリー)ということ。食べることが大好きな中国系らしい発想に思えるのですが、そのお腹を空かせた霊たちが悪さをしないよう慰めるため各々の門前には小さなお供えがあるそうです。
 また、この時期は結婚や引っ越し、旅行などは控えたりするそう。中国系の人たちは老若男女問わず非常に信心深いと思います。

 ハングリーゴースト最終日の夜は、あちこちに仮設舞台が設置されチャイニーズオペラが上演されたり、カラオケ大会があったり[カラオケ]

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 朝市に買い物に訪れた年配の女性たちは閻魔さまの前にある祭壇に熱心な様子で献香していました。
 この風習はどちらかというと中国系の中でも福建系のものでしょうか。頭上を見上げると、ぐるぐる巻きのお線香が焚かれています。中央には短冊が…願い事かな?何日くらいかけて燃え尽きるのでしょうね。

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