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世界遺産 平泉 [日本]

 岩手県産の美味しいお米ひとめぼれをダンナは朝からお茶碗で3杯も食したのにはビ~ックリ[exclamation]今日は観光予定がギ~ッチリ入っているため、朝食後すぐ佳松園を去りました。名残惜しいです。また再訪できたらいいなぁ。まずは旅館の送迎[バス]で新渡戸稲造記念館へ。

予想通りのこじんまりとした記念館。彼の著作『武士道 (講談社バイリンガル・ブックス)』は日本語版で繰り返し読みましたが、原文は流麗な素晴らしい英文で書かれているそうです。時代劇の忠臣蔵や新撰組、白虎隊などを見ていると現代の考え方では、えっ、どうして?という違和感をを感じることがしばしばあるのですが(ワタシだけかもしれませんが)、当時の日本人の道徳観念や倫理観、独自性(アイデンティティー)を巧みに表現している作品だと思います。そういった部分に日本人よりも西洋人たちが高く評価しリスペクト(尊重)してくれることが多いようですね。もし彼が文明開化直後、この作品を残してくれなかったら、それ以前に生きた日本人の心根が欧米文化によって風化されてしまっていたかもしれません。
 ちなみに彼の奥さまはアメリカ人。明治の時代に西洋人女性と国際結婚できるなんて[ムード]よっぽど魅力的な人だったのかしら。
 また新渡戸家稲造の父や祖父は彼以上に優秀な方たちだそうで、新田開発や街づくりに尽力したため地元ではどちらかというと、こちらの方が崇められてるようです。

 思った以上に長居してしまい、この後は世界遺産 平泉へ移動[電車]何度も訪れたことがあるのですが、世界遺産に登録された影響なのか以前より観光客が増え、沿道にはお土産屋やお守り売り場などが連なり随分観光地化したなぁと思いました。

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ひたすら緩い坂道を登っていくと左側には以前は無かった立派な宝物殿、右側には中尊寺金色堂。中に入ると巨大なガラスケースに入った眩いばかりの黄金に輝くお堂が昔と変わらずありました[ぴかぴか(新しい)]往年の藤原三大の栄華を見せつけられた感じですが、東北って豊かです。堂内の仏像はペナンに来る前にダンナとともに散歩がてら行った砧公園内の美術館で拝観しましたが、またココで再会できるとは思ってもみませんでした。

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